八ヶ岳 ジョウゴ沢・大同心ルンゼ


八ヶ岳 ジョウゴ沢・大同心ルンゼ

自主山行
アイスクライミング
2020年1月11日

CL Rさん、SLひーちゃん、Aちゃん、コッシー、いわやん(記)

コースタイム
1月11日(土)
6:00美濃戸口駐車場着→7:50美濃戸駐車場出発→8:40堰堤→10:00赤岳鉱泉着→11:00アイスキャンディでクライミング開始→15:30クライミング終了
1月12日(日)
7:30赤岳鉱泉発→7:55ジョウゴ沢F2→8:45ナイアガラの滝(チェック後移動)→9:00ジョウゴ沢大滝(登攀開始~10:30まで)→11:25右俣大滝(登攀開始~14:30まで)→15:20赤岳鉱泉着
1月13日(月)
7:30赤岳鉱泉発→8:20大同心大滝(登攀開始~13:10まで)→13:40赤岳鉱泉→15:30美濃戸駐車場着

【1日目】
美濃戸口の駐車場でRさん、Aちゃんと合流、金属チェーン装着のRさんフォレスターに乗り合わせて美濃戸駐車場へ向かう。しばらく走ると前方に3台停まっている。
車を降りて見に行くと、樹脂製チェーンを履いた対向のプリウスが坂道を登り切れず車体が斜めって途中で停まっていた。
鼻先を突き合せた状況の先頭の1BOX車がプリウスを牽引して坂道を登らせようとしていたが、どう見ても力不足だった。
赤岳鉱泉がSNSで4駆、金属チェーン必須でと盛んに呼びかけているのに、プリウスの方は情報収集してなかったのかな?と思った。
このままでは先に進めないので、とりあえずその場にいた全員でプリウスを押して坂途中の退避スペースまで移動させた。
なんだかんだ小一時間余計にかかって美濃戸駐車場に到着、そそくさと準備し赤岳鉱泉を目指し出発した。
10時に鉱泉着。これからジョウゴ沢へ行ってもほとんど登れないので、初日はアイスキャンディで肩慣らしすることにした。
別パーティーでひらちゃん、ナムちゃんもアイスキャンディに来ていたので、それぞれのロープを行ったり来たりして登攀を楽しんだ。

【2日目】
天気は曇り。7時半に鉱泉を出発し、ジョウゴ沢を目指す。F1とF3は登攀で乗り越えるがF2は2P順番待ちをしていたので左から高巻いた。
ジョウゴ沢をさらに詰めていき2本トップロープが張られた乙女の滝を横目で見つつナイアガラの滝に到着。すでに2パーティ取り付いていた。どちらの滝も昨年と比べて育っておらず迫力がないとのこと。となりのジョウゴ沢大滝に移動した。
ジョウゴ沢大滝には1パーティが準備していたので、真ん中のルートにトップロープを張らせてもらった。
大滝の向かって左側は落ち口がクラゲ状に薄く凍っており、下部も氷結が不十分で奥が透けているため登攀は厳しい。
トップロープ張った真ん中のルートも氷が荒れており、ところどころ岩が透けて見えたので1人1,2本登攀した後、別のポイントへ移動した。
天気予報通り、雪がちらつき始める中、しばらく下降してジョウゴ沢右俣に入り、大滝に向かった。
右俣大滝は独占状態だったので、滝の落ち口右岸側の樹木を支点にトップロープを張らせてもらい、登攀を開始した。
1段目は新雪に覆われているため滝全体としては短くなっているが、上部は立っており、落ち口は角度的にいやらしい感じ。
1本目は中央から右側のルートを登攀した。下部は緩い傾斜で厚く氷結していたが、立った上部はピックの跡が大きく削れて
穴ぼこになっている箇所が幾つももあり、コンディションの悪さを感じさせた。
2本目は向かって中央より左側のルートを登攀。上部は短いがバーチカル。滝の落ち口右岸側にある大きな岩の岩肌から垂れ落ちた氷柱は、
まだ発達途中のためか登攀中に落ちてしまった。

【3日目】
天気は曇り。7時半に鉱泉を出発し、大同心ルンゼを詰めていく。しばらくすると奥に大同心大滝が姿を見せた。
2パーティがすでに取り付いていた。全体としてそこそこ立派に凍っており楽しめそうだ。
始め、コッシーと自分は下段でマルチピッチのフォローを想定した、スクリュー回収等の訓練をRさんにしてもらった。
通常のマルチのように、Rさんリードでコッシーと自分はWフォローで中間支点のスクリューとヌンチャクを回収するのだが、
アックスを左手で持ちながら、右手でヌンチャクを外しスクリューを回収するのはなかなか難しい。すぐに腕がパンパンになってしまう。
終了点まで来たら懸垂下降して、再度チャレンジ、良い経験が出来た。
上段に居たRさんしか目撃していないが、前Pのリードの方が、2P目バーチカル部分で2ピン目のクリップ前にフォールし腰を打たれたようで下りてきた。アイスのリードの怖さを強烈に感じた。
その後、取り付きから中段終了点までをリードフォローで登攀、ダブル50mで行けたが、1段目の雪の埋没具合では60mあると安心。
中段の上部は立っていたが短いので何とか行けた。そこから上段の滝にトップロープを張る為、Rさんがリードで垂直に切り立った氷柱に取り付く。
10mほどだがバーチカル、高度感もかなりのもので、トップロープとはいえ自分は完全に腰が引けてしまっていた。
時計を見ると12時半を過ぎていたので、懸垂下降1ピッチで取り付きまで降りて、小屋まで急ぎ足で戻った。
小屋ではカレー5種類をそれぞれ注文し、食べ比べ。辛さ度合は感度の個人差が大きくてあまりあてにならないような気がする・・
その後、デポしていた荷物をザックに詰め込んで、美濃戸駐車場への帰路につきました。

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